1. 建設業向け助成金の全体方針(令和8年度)
国土交通省と厚生労働省は、建設業の人材確保・育成・職場環境改善を重点施策として予算案をまとめています。特に
✔ 若年者・女性の入職促進
✔ 技能者の定着・処遇改善
✔ 働き方改革&生産性向上
という3つを柱に据え、助成金や支援策で後押しする方向です。
2. 令和8年度の主要支援/助成金(建設業向け)
① 建設事業主等に対する助成金(総合支援)
建設業向けに設けられている独自の助成金枠で、例年以下のような複数コースがあります(これらは令和7年度の内容例で、令和8年度も関連施策として継続・拡充の可能性が高いです)。
💡 主な助成コース(例)
人材開発支援助成金(建設労働者技能実習・訓練)
職業訓練・技能実習など教育・育成活動への助成(経費・賃金両方)。
人材確保等支援助成金(建設キャリアアップシステム等活用促進)
建設キャリアアップシステム(CCUS)登録や活用、雇用管理改善の取組への助成。
若年者・女性就労支援コース
建設業への若者・女性の入職誘導・定着施策に対する助成。
作業員宿舎等設置助成コース
遠隔地・地方の現場等で宿舎設置費用への助成(中小事業主向け)。
トライアル雇用助成金(建設労働者対象)
未経験者等の一時的な雇用による就業機会提供への助成。
令和8年度は助成の方向性がこれらの既存コースに加え、予算拡充や重点化で若年・女性の参入促進等が図られる予定です。
② 働き方改革推進支援助成金の建設業活用
厚労省が全業種向けに設けている「働き方改革推進支援助成金」ですが、建設業特有の取組にも対応するコースが継続される見込みです。令和8年度は賃金引上げ・労働時間削減などを進める企業への助成を強化しています。
📌 建設業向けポイント(従業員30名以下の場合の活用)
小規模建設事業所でも、労働能率向上設備等の導入を行い、時間外労働削減・賃金引上げをした場合に助成対象となる可能性あり(※令和7年度制度では助成率優遇もあり)。
令和8年度では賃金5%以上引上げを行う小規模事業者への加算強化が計画されています。
※建設業は適用猶予業種として特例措置が組み込まれるコースもあり、助成率・要件が他業種と異なる場合がありますので詳細確認を。
③ 人材確保等支援助成金(CCUS等活用促進)
建設業特有の助成金枠として継続されているもので、建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用や雇用管理改善を行う中小事業主への支援です。
➡ 令和8年度予算案でも、このような建設業の人材確保・職場改善策への助成金枠は維持・強化される方向性が示されています。
お知らせ・セミナー情報
2025.12.30
令和8年度建設業の労務に関する助成金と活用戦略①
